今でも好き、そんなあれこれを語る
2023年9月7日
今日の時点で「今でもこれが好き!」と言いたいものを語ります。
今でも……といいつつ、最近(2023年)の作品もあり。
思いっきりネタバレを含みますので心の準備をお願いします。
目次
- メテオス
- うぃとる
- かたりべ荘~淵藪記~
- なつもん! 20世紀の夏休み
- 組曲《惑星》の金星
メテオス
キューエンタテインメント開発、バンダイ発売のパズルゲーム。
ニンテンドーDS用ソフト。2005年3月10日発売。
宇宙から降ってきた「メテオ」を揃えて打ち上げて対抗するという、「打ち上げパズル」と銘打った珍しい落ちものパズル。
それぞれの惑星(パズルのフィールド)ごとに背景、音楽、効果音、宇宙人くんが存在する。
ゲームをプレイしていると、効果音のハーモニーがひとつの音楽を奏でているような演出になる。
シンプルながらクセの強い世界観と、音楽体験の多彩さ、3分程度でサクッとやれるゲーム性などが本作の魅力。
発売は2005年だけれど、私がメテオスに触れたのは2007年ごろ。ガラケー版の「メテオスモバイル」からだった。何日間もやりこんだ。
DSと一緒にソフトを入手したのはもっと後。
この「メテオス」は公式サイト独自の文化が旺盛だったので、私がそのビッグウェーブに乗り遅れたことだけは残念に思う。
(2005年10月28日が公式サイト最後の更新。2005年4月29日には情報が一通り出そろって、更新「満了日」ともいうべきか)
(↓Webアーカイブで一応見られる、今はなき公式サイト)
https://web.archive.org/web/20160304191336/http://planetmeteos.com/index.html
うぃとる
「あっていう」さん製作のフリーゲーム。
RPGツクール2000製。2010年6月13日公開。
ゆめにっき派生(「ゆめにっき」のファンが作った、ゆめにっきっぽいゲーム)のひとつだが、その中でもひときわ異質な存在。
底抜けに明るい世界観、ギコギコしたサウンドなど、この作品にしか出せない魅力が光る。
合言葉は「心に太陽を持て!」
初期に作られたエリアはドライで荒削りな雰囲気。
後期に作られたエリアはしっとりとした和風の雰囲気。
明るく楽しくプレイできるこの作品が、大好きだ。
かたりべ荘~淵藪記(えんそうき)~
「とりぽて」さん製作のフリーゲーム。
RPGツクールXP製。2010年8月2日公開。
独特な世界を探索するお散歩系のゲームであり、場合によってはRPG的な戦闘も行う。
不思議世界を観光して回るだけでも楽しめる。キャラクターが愉快で愛嬌がある。
登場キャラクターのほぼ全てにケンカを吹っ掛けることが可能なのだけど、戦闘面ではシビアなバランス。
攻略サイトを見ながら試行錯誤を重ねて、熱い達成感を得る……それで更にハマってしまった。
例えば、主人公のドーピングが足りてないことに気づかずにボス戦で詰みかけたり、画面を覆うなどの理不尽な技に悪戦苦闘したりしたのは良い思い出。
(その詰みかけたボスというのがツツクラ第2形態。なので私にとってツツクラは特に思い出深いボスです。しかも素顔が美人さんだ)
なつもん! 20世紀の夏休み
名作「ぼくのなつやすみ」シリーズの製作陣による夏休みアドベンチャーゲーム。
Nintendo Switch 専用。2023年7月28日発売。
「なつもん」は、「ぼくなつ」それ自体を求める層からは賛否両論あるけれど、私にはピッタリはまったゲームで、濃厚な8月の体験をさせてもらった。
本作品はオープンワールドでの冒険要素が色濃く、田舎の山道や海辺、古びた街並みなど、寄り道しがいのあるマップ構成になっている。
クエストをこなして体力を貯めれば家の屋根さえもジャンプで登れるし、高い崖にも挑戦できる。
「ぼくなつ」のリアルな薄暗さとはまた違った雰囲気で、「なつもん」はストーリーもグラフィックもどこか軽快で明るい。ポップなかんじ。
物足りない人もいるだろうけど、私には丁度よかったな。
一番好きなのはキャラデザと画風で、これが購入の決め手のひとつ。
次に、自然の中を好きなように探検できる自由度の高い冒険。
組曲《惑星》の金星
ゲームの話が続いたけれど、今度は音楽の話。
木星で有名なG・ホルスト作曲の組曲《惑星》、そのなかでも特に好きなのが、第2楽章の金星 - 平和をもたらすもの。
穏やかで優雅なメロディが心地よくて、その曲だけ何度もリピートしてしまう。
いちばんのポイントは、ラスト1分のキラキラとした音色。かわいい。とにかくかわいい。
音楽なんて詳しくないのに組曲惑星のCDは無駄に何枚も持ってて、指揮者と演奏者の違いで個性が出るのが面白い。同じ曲なのにね。
あるCDでは火星のテンポが速くて軽やかだったり、別の火星は重厚で大迫力だったり。
木星のトランペット?部分がきらびやかだったり、別の木星はのっそりスローペースだったり。
この曲との出会いは木星から。組曲を通しで聴くようになってからは、初っぱなの火星に惚れ、天王星の意外性あるメロディに夢中になり、最終的には金星が最推しになった。
土星の渋さもいいね、ラストの優しい音色に達成感みたいなもので満たされる。