太金日帰り散歩
2022年5月16日
2022.05.16 Mon
- 金19 「やばい……どうしよ……」
- 金19 「誰の手札だか分からないけど、とてつもないヤバさを感じる!」
- 巨鳥 「ブツブツ……(※検閲済)」
- 金19 「あのーごめんね、それ以外の話題でお願いしたいんだけど」
- 巨鳥 「なぜです」
- 巨鳥 「こちらには必要があります。そして貴方の理由は」
- 金19 「言葉にすればするほど、止まらなくなっちゃうから」
- 金19 「痒くて掻きむしるのと、一緒……」
- 金19 「あ、あのね。毎日聞こえてるし、それでも大丈夫なようにしてる……つもりだけど」
- 金19 「今日はちょっと危ないかなって。だから別の話題をさせてね」
- 巨鳥 「あなたまで否定するつもりですか、これ以上奪うつもりならば」
- 金19 「あっ、違、違うよ!」
- 金19 (えっと……えっと、何て言ったら、んーんー……)
- 金19 「そうだ。安全なところに行こうよ!」
- 太17 「あるわけないでしょう、どこにも」
- 金19 「ううん、良いとこ知ってるよ。行ったことある」
- 金19 「チャリでも行ける峠の水源地と、保安林だよ」
- 太17 「それなら、まあ……」
- 金19 「よし決まりっ!」
- ~移動中~
- 金19 「ぎーこ、ぎーこ、ぎーこ、ぎー」
- 太17 「何をしているのですか、自転車でもないのに」
- 金19 「気が紛れるでしょ?」
- 太17 「気が散るって言うのですよ」
- 金19 「アッハハー」
- 太17 「欲を言えばもっと……密林的な場所だと落ち着くのですが」
- 金19 「ごめーん無いんだぁー」
- 太17 「それは残念。おちおち休まる場所もない」
- 金19 「今日中に帰んなきゃだからねー、夕方にはね」
- 金19 「……んー(まだちょっと危ないな~)」
- 金19 「あっ、そーだ!」
- 金19 「じゃじゃーん。キャンプめしも用意してきたよ」
- 太17 「カップのインスタントご飯ですか」
- 金19 「そーそー。これ美味しいんだよ~?」
- 金19 「お湯も沸かせまーす!」
- 太17 「本格的ですねえ、本当にキャンプみたいですよ」
- 金19 「日帰りでも面白くしたいじゃなーい?」
- 太17 「ふう、ご馳走さまでした。お腹一杯で少し眠いです」
- 金19 「あー……本当だぁ……」
- 太17 「川のせせらぎが心地いい……もう少し休みましょう」
- 金19 「いいねぇ」
- 金19 「ゆっくりできたし、ここで引き返そっか?」
- 太17 「いえ……ここまで来たのなら、見るしかないですね。水源」
- 太17 「そろそろ行くとしますか」
- 金19 「おっけ! 行こ行こ~」
- 太17 「といっても、すぐそこまで来てますけどね」
- 太17 「ずいぶん近場を選んだのですね。キイクー?」
- 金19 「えっへへ、まあ」
- 金19 「タイナが遭難して帰らないなんて、やっぱヤダし」
- 太17 「……」
- 金19 「だよねっ?」
- 金19 「静かで涼しいし、帰り道もラクだし。誰も来ない。ここなら安全だよ」
- 太17 「そうですね。ワタシもこういう水場は好きですよ」
- 太17 「もうしばらく居させてください。ちゃんと、戻りますから」
- 金19 「うん!」
その後無事に帰宅しましたとさ。 ~おわり~