東の門番、西の門番
2020年8月24日
牡牛座でサギにあう
～田園地帯にて～
- 太17 「いやー、久しぶりですねえ。牡牛座地方に来るのも」
- 太17 「田畑の作物が青々と茂ってます」
- 東の門番 「……」
- 太17 「ここもアナタが手入れしてるんですか！？ こんな広い田んぼを？」
- （うなずく門番。周りの民家を軽く指さす）
- 太17 「ご近所の分も手伝ってる……？ それにしても凄いですね！」
- 太17 「あ、本当だ。稲穂が垂れてきてますね。いよいよ収穫が目に見えてきましたよ」
- 太17 「あれ？ 白鷺がいます」
- 東の門番 「……！？」
- 太17 「門番さんも、こんなに間近で見たのは珍しい……？」
- 太17 「これはラッキーでしたね！ ワタシも嬉しいです」
～大使館にて～
- 水28 「あら、お帰りなさい。随分嬉しそうだけど」
- 太17 「実はサギに会ったんですよ！！」
- 水28 「幾ら取られたの！？」
- 太17 「そ、そういえば払ってなかった…… (差し入れ持って行こうかな) 」
- 水28 「払わなくてもいい。美味しい話には用心して頂戴」
- 太17 「え！？ あー。確かに美味しそうでしたね！ 稲刈りシーズンが楽しみです」
- 水28 「……稲刈り？？」
- 水28 「農業ビジネスでサギだなんて聞いたことがないけど」
- 太17 「それがよく出るらしいんですよ～」
- 水28 「よくあることなの！？」
- 太17 「あっでも、間近で見たのは東の門番も珍しいと言ってました」
- 水28 「……ちょっと待って。なんの詐欺？」
- 太17 「真っ白なサギです！ 確かこれ位の大きさで」
- 水28 「あの、それ……詐欺じゃなかったのね」
- 太17 「違うんですか！？」
- 水28 「御免なさい。説明し直すわ」
～おわり～
西の門番は幽霊？
今まで、アングルの門番たちはセリフなしモブの扱いでした。
東の門番 (ASC) も元々その部類ゆえ無口ですが、彼女は黙々と広大な畑を手入れし、草刈り機やトラクターさえブイブイ使いこなすタフガールです。どうしてこうなった……
一方、セリフのキャラ立ちが濃くなってきたキャラもいます。
西の門番 (DSC) 、彼は水難で亡くなった幽霊または妖怪。深刻な悩みに強い。
「た、助かった……！」
「その辛さわかるなぁ……僕も死んだことあるから」
「水に突然落ちた子って、意外と冷静に沈むんだよ。本能的溺水反応っていうんだけど」
過去に死んだことがある者同士、タイナと気が合う西の門番。
彼らは6度差という近い関係。
ただ、度数の解釈がまだまだあやふやなので、そのうちキャラが変わりそう。
びしょびしょ幽霊でメンタルも水浸しなのか、人助けや仲間意識に対しては勇敢だったりか……？
蠍座10度と11度を参考にしたい！
しかし、度数の解釈通りとは限らない……
そもそも門番、生前は結局助かってないからね！
本能的溺水反応を知ったきっかけは、とあるツイートが一時期話題になっていたから。
詳しくは、「子どもは静かに溺れます」で検索だ。
ミイサと口調が被る彼だけど、ミイサは常に冷静で「絶対に溺れない」。
西の門番のほうは卑屈気弱で「よく溺れる」、けど勇気や冒険心もあり、芯は強い。
かつて「海の男」だったモイゾを慕うかもしれないし、生前にモイゾと乗り合わせた経験があったかもしれない。90度+2。
2020年12月4日
【緑のマタドール？】
東の門番がディーゼル農機具を乗り回すさまは、さながら猛牛使いのよう。
ブルンブルンと大地を踏みしめる。
庭師をやるときも、機械でバリバリ、仕上げはチョキチョキ。
きっと広いんだろうね。
2022年4月3日
ASCのあだ名はアイノチ（A11）、DSCはデイビー（D11）に決まりそうです。
アイビーとデイビーでもかわいい。
2022年5月27日
- Dsc 「愛の血だなんて素敵なネーミングだなあ」
- Asc 「オマエ 無理して蠍座ぶらなくていい そんなことしなくてもオマエは蠍座だ」
2023年5月23日
DSCくん（西の門番、デイビー）の趣味は人助け。
蠍座地方の山や湖沼へピクニックに出掛けて、遭難者を探し回るのが日課となっている。
彼自身は幽霊なので、実際の救助活動ができない。その代わりに、遭難者の居場所を他の人に知らせて救助隊を連れていくことはできる。
また、野生の精霊や怨霊たちとお話したり、悩み相談を引き受けたりもする。
湖なのに磯臭い気配がしたら、それはデイビー君の通り道。
「西の門番」の肩書きがありながらも、鎖国中で訪問者がめったに来ない胎魚国だと、番人だけでは仕事がない。
東、北、南の門番たちも同様で、それぞれに本職を持っている。
（庭師、司書、水路管理）
幽霊であるデイビー君には「食っていく」ための職業が必要ない。
ただ、日々を暮らすための生きがいは必要で、趣味と実益を兼ねてお出かけをしている。
2023年5月24日
「モイゾさんが元気でいてくれるだけで僕、とっても誇らしいんです！」
【デイビー】
遠い昔、海で人助けの末に溺死してしまった、勇敢な若者。
のちに幽霊として発見され、ネイタル大使館で第二の人生を送る。
若い頃のモイゾと繋がりがあるらしい。今でもモイゾのことを強く慕っている。
2023年5月28日
【アイノチ】
牡牛座地方に設置された「東の門」の管理を任されている庭師。
近隣の田畑の手伝いもしており、大型農機具を華麗に乗りこなす。
口数少なくぶっきらぼうなところはあるが、仕事にかける愛情は本物。
東の門では、アイノチが手掛けた草花が賑やかに出迎えてくれる。
名前の由来は「アセンダント」「11（イ＋チ）」「生命」。