(未完ボツ)十天十色の筋肉談義

2021年10月29日+他

  • 太17 「アストロ芸人、集合!」
  • 全員 「「おー!」」
  • 土21 「29日の金曜には、筋肉にちなんだ記念日が存在するそうだ」
  • 土21 「そこで本日のテーマ! 好きな筋肉を好きなだけ挙げていけ!!」
  • 火12 「は?」
  • 天07 「まさかそのためにオレらを呼んだのか?」
  • 火12 「えー。完全にトニイの趣味じゃんかよ」
  • 金19 「あたしの趣味でもあるよ~」
  • 火12 「てめえ~~~」
  • 太17 「テーマは何でもよかったのですが、とにかく我々のアイデンティティは消滅寸前でしたからね。ここでもう少し、輪郭を取り戻しましょうと。そういう試みです」
  • 金19 「消滅ってほんとにー? あたし達はずっと生きてたじゃん。今日だってさー」
  • 太17 「ええ。おかげさまで、いつも助かっていますよ」
  • 天07 「挙げさえすればいいのだろう? ちっとも興味はないが」
  • 火12 「言い切りやがった」
  • 天07 「天王星といえば水瓶座。水瓶座といえば脚の下部。ヒラメ筋でどうだ、ふくらはぎの」
  • 土21 「お、下腿三頭筋のひとつだな? 膝の裏からアキレス腱まで……成る程。山羊座のお前にも似合っている。良いだろう!」
  • 天07 「よし。用はこれだけか。先に帰るぞ」
  • 月14 「ほ、ほんとに帰っちゃったです」
  • 火12 「早すぎじゃね?」
  • 海13 「いつものことだ。彼は教団の集会でも毎回あんな感じらしい」
  • 火12 「それでよく預言者が務まるな!?」
  • 水28 「私には羨ましい……あの潔さ、ギリギリの律儀さを見習いたいわね。早く帰って一人になりたい……」
  • 火12 「見習うポイントそこかよ」
  • 火12 「まあでも、帰りたい事情ってのもあるよな。あんたはコミュニケーションが怖いんだったか? ここの奴らは味方同士なんだから、遠慮しなくてもいいんだぜ」
  • 水28 「観たい番組の最中だったの」
  • 火12 「録画しとけや!!!」
  • 金19 「アハハ。今の時代は見逃し配信もあるから便利だよねー」
  • 火12 「くそー俺いいこと言ったのに!」
  • 水28 「ちゃんと効いてるわよ。ありがとう」
  • 太17 「カイツの言う通りですね。楽にやればいいんですよ」
  • 月14 「普段ならさておきー、アストロ芸人モードではみーんな無礼講なのです!」
  • 太17 「普段がどうかしましたか?」
  • 月14 「ひんっ……」
  • 太17 「さて、そろそろお題に戻りましょうか。好きな筋肉についてでしたね」
  • 火12 「ピンとこねえなー。お題が無茶振りすぎじゃねえか?」
  • 太17 「お題そのものがハンデですから、無茶な回答をしても大丈夫ということです」
  • 太17 「多少滑っても、あとは筋肉愛好家が何とかしてくれます」
  • 土21 「分かりやすい事典も持ってきたぞ!」
  • 火12 「え、なに? 鈍器?」
  • 金19 「あ……あとでそれ……読ませてくださいっ……!」
  • 土21 「おう、熱心なのは良いことだ。話す番が来るまで読んでてもいいぞ」
  • 金19 「わあっ……そ、そんな……光栄です……」
  • 水28 「ふーん? 良かったじゃない」
  • 水28 「あら。あんたの周りが暑いのは気のせいかしら?」
  • 金19 「だって……だってっ……」
  • 金19 「この本すごくいいから……!!」
  • 水28 「事典でそうなる!?」
  • 火12 「んー、好きな肉かー。じゃあ俺は肩ロースにするわ」
  • 木13 「良いねえ。私はモモ肉を選ぼうかなあ」
  • 月14 「ホルモンがいーいっ」
  • 水28 「焼肉屋じゃないのよ!!」
  • 冥18 「砂肝や玉ヒモもいいですね。その生物ならではの部位というのが」
  • 水28 「肉屋がいたわね……」
  • 土21 「なんてことだ。俺はまだまだ視野を広げるべきだったようだ」
  • 火12 「あ?」
  • 太17 「珍しく落ち込んでますね。どうしたんでしょう?」
  • 土21 「筋肉の多様性も考えずに、人類という固定観念に囚われていたのだ! 皆すまない! 俺の勉強不足だ!」
  • 火12 「つーか、筋肉の多様性って何?」
  • 冥18 「無脊椎動物の筋肉ですかね。昆虫のも立派なんですよ」
  • 火12 「……さては食ったことあるな?」
  • 冥18 「はい」
  • 冥18 「先生。お気を確かに」
  • 冥18 「最先端の科学をもってしても、筋肉には多くの謎が隠れています。研究しがいのある、奥深い世界ですよね」
  • 冥18 「先生。今日の提案によって私達も、その深淵に触れられたことを嬉しく思います」
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