水金雑談、五感で遊ぶチョコレート
2022年7月15日
~スーパーでお買い物、レジ待ち中~
- 水 「小腹が空いたわ」
- 金 「これでも食べとくー?」
(レジ前のお菓子を手に取ってみせ、カゴに入れる)
- 金 「ペロキャン型のチョコレートだよ!」
- 水 「懐かしいわね……」
- 金 「さて、お会計も済んだし帰ろっか」
~帰り道~
- 金 「さっきのチョコ開けちゃおーっと」
- 金 「あー、この香りだぁ!」
- 水 「至近距離で見ると、意外と大きいわね」
- 金 「あたしなら一口でペロリだよ」
- 水 「だと思ったわ」
- 水 「この量、あんたには物足りないんじゃない?」
- 金 「でも今日奮発しちゃったしなー。これを長く楽しむよ!」
- 水 「味は…………ほとんど甘味だわ。風味はどこ?」
- 金 「一応あるよ。ピンクのとこイチゴ味」
- 水 「ほんとに~?」
- 金 「色だけだったりするかもね」
- 水 「棒についてる絵柄、何だった?」
- 金 「クマちゃんだった~」
- 水 「お揃いね。私も同じよ」
- 水 「この形状、舌の手入れによさそう……」
- 金 「えー。逆に傷めちゃったりしない?」
- 水 「そうかしら」
- 水 「……ん! んん?」
- 金 「どしたのー?」
- 水 「舌の位置によって棒の感触が全然違う」
- 水 「先端だけは敏感なのね……」
- 金 「へー? 試してみよっと」
- 金 「ほんとだ! 根元は解像度ボヤボヤだぁー!」
- 水 「神経の密度の違いかしら」
- 金 「こんなに違うんだねー。おもしろ!」
- 水 「爪楊枝を当てればもっと分かりやすく実験できるわ」
- 金 「うおおおっ痛いの想像しちゃったあ……」
- 水 「刺さなければ大丈夫よ」
- 水 「だけど、そんなに痛がってていいの? だって今夜は……」
~夕食~
- 太 「うわー! 豪勢なディナーですねえ。いいんですかこんな、頂いても」
- 金 「いいよいいよー。頑張って作ったんだもんね。ア、アハハ……!」
- 水 「そう。今夜は特製。牛タンシチューよ」
(おわり)