山羊座と火星とトニイ先生

2020年2月21日

どう読む? レセプション

エッセンシャルディグニティなら「山羊座n度ならタームの範囲内」とかでOKなんだけど、レセプションの場合はどうなる? 教えてトニイ先生!

このどちらかで迷ってる。

  • A 「山羊座21度の俺としては、金星をタームで、太陽をフェイスで受け入れるぞ! もし俺が山羊座5度だったら、水星に対してタームだな!」
  • B 「山羊座の俺としては、蠍座19度の金星は、19度だから山羊座のタームの範囲内だな!」
  • ※エジプシャンタームの場合
  • C 「山羊座21度の俺は、金星にタームとして、太陽にフェイスとして受け入れられる、ということだろうか?」

他の例でいうと、こんな発想のギモン。どれだろう……?

  • A 「山羊座n度 (特に28度) の天体は、火星を歓迎する」
  • B 「山羊座n度の天体は、x座28度の火星を歓迎する」
  • C 「山羊座n度 (特に28度) の天体は、火星に歓迎『される』」

以前やった太月レセプションはドミサイルだから分かりやすかったけど、度数が絡むタームとかはこんがらがる

そして解釈次第では、以前まとめたタイナの国のサインレセプションにごっそり修正が入るけど、さあどうなる!?

どうやらCが基準っぽいです。Aも、視点次第……? Bは違った。
該当するサインにやってきた星に対して、受け入れる側の星 (たとえば支配星) がいろいろもてなしてくれるようです。

まえつくった表にはBの解釈が混入してるので作り直しです。
※ (結局その画像は没になりました)

△ ドミサイルを例にしてたから分かりやすかった
◎ ドミサイルかイグザルテーションの星に接近していればレセプション成立、という流れの例だったから、そりゃそーよの巻

山羊座と火星とカイツ兄さん

「山羊座n度の天体は、土星にアプローチしていれば、ドミサイルのロードである土星に受け入れられる」
「山羊座n度の天体は、火星にアプローチしていれば、Exaltationのロードである火星に受け入れられる」

「そして山羊座28度の天体は、火星にアプローチしていれば、最も火星に歓迎される」

山羊28度の天体くん (モブ) → 終盤度数の火星

  • 火30 「誰だよ、さっきからこっちをガン見してくんのは」
  • 火30 「おぉ、そうかお前山羊座から来てんのか。ははは、愛いやつめ!」
  • 火30 「え、28度! マジで!? 見込みありすぎ最高かよ!」
  • 火30 「よし気に入った。今からバチッと俺色に仕立ててやるよ」
  • 火12 「……って出来そうなもんだけど、俺は双子座12度なんだよな~」
  • 火12 「アスペクト的には、山羊座にも28度にも縁がないんだわ……はーぁ……」

トニイ先生のレセプション事情

ちなみに山羊座21度的には、金星タームで太陽フェイス。
カルディアンタームだったら木星がターム。
昼チャートの金星は地星座担当 (地のトリプリシティのロード) でもあり、山羊座の天体に力を貸してくれる。

山羊21の先生をレシーブしてくれるのは……

土:ドミサイル◎ 本人
木:フォール▼ 150×
火:Exaltation◎ 150×
太:フェイス△ 60度なりかけ○
金:地トリプリ+ターム○△ 60度もうすぐ○
水:ペレグリン× 60度済んだ×
月:デトリメント× 150×

→ 金星にレシーブしてもらえる。

地主としての土星が権利や恩恵を与えるのは?

山21:ドミサイル◎ 本人
獅13:デトリメント× 150×
双12:風トリプリ○ 150×
蠍17:ペレグリン× 60度なりかけ○
蠍19:ペレグリン× 60度もうすぐ○
蠍28:ターム△ 60度済んだ×
獅14:デトリメント× 150×

→ 本人以外、土星の恩恵を受けにくい場所にいる。60度組も?

アスペクトも含めると、縁があるのは金星くらい。
めちゃめちゃ土星らしい土星でありながら、金星要素も入ってる土星なのか。

土星と金星、たとえアプローチな62度差でも、土星にとっての蠍座はDomiでもExalでもないから、サインのレセプションのほうは不成立。
金星にとっての山羊座も同様なので、そっちも不成立になる?

ただし、金星にとっての山羊21は小吉クラスが2個 (トリプリシティとターム) あって、それなら弱くても成立。

金星が土星をレシーブする。土星は金星をレシーブしない。でもセクスタイルでしっかりと結ばれている。
なんだろう、金星が土星に一方通行で尽くす幻覚が……そんなまさか……

山羊土星と獅子月木って、お互いに対してマイナスなんだなあ (フォールとデトリメント)

これ、月がもしも獅子座の初期度数で夜のチャートだったりしたら?
結局土星てきに「えっ獅子座……」、月側も「げっ山羊座……」となるやつ?
アスペクト的にけっきょく死角なので関係ないか。
またしても謎は晴れない、、、

2021年2月10日追記

あれから一年。レセプション事情については、学び始めの去年はピンとこなかった所も、良質なテキストに出会えたり、時間経過でようやく気づいたりして、まだまだ修正の余地が見つかるかもしれないなあ、という感じです。
しかも謎が増えた。

2021年12月23日補足

獅子座序盤、土星フェイスだけじゃさすがに弱いか。土星側から好いてこない限りは。
そして、山羊土星は夜の月に対して地トリプリ+デトリメント。こちらも減点はマシになるものの、そんなにプラスでもなく……。
さらにノーアスとなれば、ぜんぜん仲よくなさそう。

もう2年近く経とうとしているけれど、未だに文献を読み漁る勇気がなくて、レセプション観についてもーちょい未消化なとこがある。
これから少ーしずつ調べなおせたらいいなぁ……いつになるやら。

「山羊座はちょっとな…… (by月) 」なのか、「月はちょっとな…… (by山羊座民) 」なのか。

「山羊座のやつら愛してるぜー! (by火星) 」なのか、「火星様についていきます! (by山羊座民) 」なのか。

どっちを主語にするかの違い。
わざわざこれを気にすることがアリかナシかは分からないけど、擬人化する際にはどっち軸でいこうか、ついつい気になるところ。

以前知った情報源2つが「天体からサインへの好き嫌い」としてのレセプションを見る立場で、基礎理論としてはそっちなのかもという刷り込みを得ている。
ロード (主人) 、支配星というくらいだから、天体がサインの国民の面倒を見たり、敵国の民を拒絶したりする感じ。

そしてホラリーを使う人によってはレセプションを「サインから天体への好き嫌い」として判断する見方もあるようで。
こちらの方法は「不変の恒星界・お国柄」としてのサインを重視し、サインが天体たちを染めているような印象。

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