ミイサと門番の畑づくり
2020年11月5日
暮らしぶりの謎
ミイサの日頃の暮らし、給料が入る職業はなにもしていない説?
しかし書物代がかさみそう。公共の書庫に出入りしている?
それとも若い頃に一通り買い漁っていたのが置いてある?
ミイサは贅沢に一切興味を示さず、食事量も少ないので、本と畑さえ持っていれば無職無賃でじゅうぶんに暮らせる。
ダメだ、塩がいる。
昔の山奥の人はなにでミネラルを補給していた……?
ざっとググった限り、昔々、塩は流通で山奥にも運ばれていたとか。
食糧資源に困らない胎魚国なら、なおさら潤沢に行き渡っているかも。
岩塩、あるのかな? 日本だったら、ごく僅からしいけど。
胎魚国で海が近いのは秘境の魚座岬と、水瓶座の港町。
10天体の所在地からはなかなか遠い場所にある。
どう調達する……?
所在地が山羊座だし、身近に土天がいるし、水瓶地方とのつながりは濃いはず。
山羊経由なら魚座地方もそんなに遠くはないのかな。
魚座で12室となれば、ミイサとしてはかえって馴染みがある場所なのかもしれない。
12室はミイサ個人が好みそう、という理由で (占術関係なくキャラとして) 。
寂れた刑務所跡や寺院に立ち寄って、静かに時を過ごしたりなど。まだ不明。
初めての畑づくり
過去ミイサ、研究ばかりしすぎていよいよ俗世間から遊離しはじめた頃、買い物に参加する意欲さえなくなり、精進料理の材料を菜園でまかなうことに。
そこで頼った専門家は……畑といえばこの人、東の門番。
ミイサと門番は相談をして、ミイサの庭に狭い畑をこしらえた。
そんなに食べないし、研究に夢中で管理する暇もないだろうから、と狭くした。
門番おすすめの品種を植える。
穀物は大量に植える必要があり、手入れも大変だから穫れたのをあげる、と門番。
ミイサは自給自足を望んで遠慮したが、まずは最初の畑の出来を見てから考える条件付きで、話が決まった。
それから日がたち、まるで仙人のような暮らしが板についてきたミイサ。
畑のほうはというと、学者魂が疼いたのか、詳細なレポートまで完成させてしまう。
そのレポートを読み返したミイサは、門番に薦めてもらった品種が本当にこの庭に合っていたことに気付き、門番の配慮に感激したそうな。
後に訪れた門番も、ミイサが作ったレポートには驚き、そして喜んだ。
ミイサに農学系の道を是非、と興奮する門番。
しかしミイサの関心は全く別のところにあったようだ。
門番が伝えたノウハウとミイサの真面目さが合わさり、最初の畑は成功した。
これを見てさらに後日、農機具を持参して訪れた門番。そう、新しい畑を作るために。
そして門番は、米よりは育てやすいという、麦の苗を贈ると約束した。
こうしてできた野菜畑と麦畑は、貴重な食料源として、枯らすことなく手入れされましたとさ。
(おわり)
2020年11月6日
現在は俗とも行き来
ミイサは少食のわりに大酒飲みにもなれるので、酒は何ガロンあってもすぐになくなる。
無いなら無いで平気らしい。
テンナから飲みに誘われたり、タイナの号令によってアストロ芸人モードで召集されたり、大使館での仕事を不定期で貰ったりする。
そんな風に現在は、街中にも馴染んでいる様子。
テンナにイタズラする用途で仕入れた最先端の道具も、あるとかないとか……。