月の陣営、太陽の陣営

2022年2月25日

天秤鉱山やらアンタレス火山やら射手荒野なんてあるような天然の魔窟が広がる胎魚国だけど、7室9室ではマトモな街がすぐに見つかる。
というのも、主要天体がすぐ近くに住んでるから管理がしやすいようだ。
訪問者はそこで休息したり情報交換したりできる。

それはもちろん善意であり、本人達にさえ自覚のない罠でもある。
街に通うほど、馴染むほど、訪問者は太陽と土星の意図に染まっていく。
メガテンでいうLAW陣営。バッドエンドルートがろくでもないぞ。

一方、街がないエリアで野生の住民と交流して打ち解けると、月の陣営に傾く。
月の陣営(野良)は、昔の太陽が犯した迫害の歴史を憎んでいて、太陽への報復を望んでいることを訪問者に明かす。
それは依頼としての相談ではない。だけど次第に同情してきた訪問者は、彼らの望みに協力しようとする。

月と太陽の陣営、いつもは平和なはずなんだけどなぁ……
復興を重ねた時間とともに、お互いを罵る過激派はだいぶ少なくなった。
月の陣営(野良)でものほほんと暮らしているやつがほとんどだ。

ただ……無いとは言わない。毎日ちょいちょい顔を覗かせるのが、悪名高き不死鳥・タイナの影だ。
そしてツィシーの影たちも、過去の無念を小出しに蒸し返して訴えかけてくる。
これ系の筋書きを何度も何度も書いてしまうくらいには。そして今回でさえも。

これ書いてる私が、誰かに何かされていたのではありませんのでご安心を。
不安が元凶なだけですよ!

page