紅葉ヶ谷のタニコウさんち part2
→ part1
『紅葉ヶ谷 (くれはがや) のタニコウさんち』とは?
『タイナの国』を最初に始めた日時のホロスコープから、キャラクターを抽出したシリーズ。
ネイタルとは異なるゲスト枠です。
珍品コレクターな博物館職員・タニコウなど、紅葉ヶ谷(くれはがや)の町並みにはマニアックな住民が集います。
2021年11月26日
山羊座の玩具店、トドゴンとメプト
- 冥21 「娯楽っちゅーけどなぁ、俺らはいつでも全力や。生半可な遊びとちゃうねんぞ」
- 冥21 「遊びやないねんぞ!!!」
- 土15 「いや遊びやろ娯楽は」
その2
- 土15 「あーあ。俺らみたいなおもんない奴らがオモロのハウスにおるとはな」
- 冥21 「誰がオモロない奴や。そっちはともかく、俺は寒ないやろ!」
- 土15 「はいはい、せやな。アツてしゃーないわ」
- 土15 「なんでこんな暗い奴と重苦しい奴が、よりにもよって第5ハウスやねん。嫌がらせか」
- 冥21 「頼りにしてますロード5様ぁ!」
- 土15 「やかましい」
- 冥21 「とか言うてますけどー。トドゴンさんかて、オモロいかどうかは人一倍気にしてはりますやん?」
- 土15 「ぐ……それは……」
- 土15 「いいや……違う。違うねん」
- 土15 「俺らのセンスには限界があるし、周りのニーズを観察する努力も要る。そこで気ぃ抜いたら生き残れへん。それを楽にこなせるのが才能ってやつや。どんだけ憧れてても……そこまでせんと、手の届かんモンや」
- 冥21 「違う言われても、やっぱ……あんまり違うようには見えへんけどな?」
- 冥21 「俺ら二人でどんだけオモロい物を出しきっても、それでトドゴンさんが喜ぶかは分からんと思う」
- 土15 「…………よう言うわ」
- 土15 「そこはお互い様。全力すぎて滑るお前もやぞ」
- 冥21 「き、急に巻き添え食らわすな! 俺は滑らへん!! 空中でクルクル~って空回りしとるだけや!!」
- 土15 「なんや自覚あったんか」
- 冥21 「落ちぶれとる場合とちゃうで。俺らにはパワーもある。この組み合わせででっかい馬鹿力が出せれば、マイナスからでも乗り越えていける」
- 冥21 「土星も冥王星も、昔は最果ての絶壁やったかもしれへんけどな。今風の解釈なら、この壁は越えられるはずなんや!」
- 土15 「メプト、お前……!!」
- 土15 「ははっ……お前もやっぱ、寒いやん」
- 冥21 「なんでぇ!?」
~おわり~
暑い寒いといえば……
- 土15 「冥王星って熱いか冷たいかどっちなんや? 俺と山羊座はキンキンに冷えとるけど」
- 冥21 「トラサタは後付けやで好きにすればええ!!」
- 土15 「それ言うたら終いやろ」
- 土15 「月に寄せるか火星に寄せるか、どっちがええねん冥王星」
- 冥21 「各自で学んどる所のお師匠さんがコッチや言うたら、その流派でやってくのが確実やろな」
- 冥21 「あかんなー迷うわーって時は火星派を選ぶんが無難ちゃうか。知らんけど」
- 土15 「知らんのかい」
補足てきな
急におりてきた関西風コンビ。昨日の昨日までそんな口調ではなかった二人。
おもちゃ屋店員なのは初期から。 (怪獣関連の設定は薄れている……)
やっぱり土星が暗くてもいい! 逆にうきうきノリノリな冥王星も見てみたい! というきっかけで誕生。
胎魚国とタニコウ世界、同じ度数で口調まで似てしまったのは偶然……のはず。
ギャル系お喋りキャラが被った蠍19のスィークとキイクー、熱意暴走キャラが被った山羊21のメプトとトニイ。
度数のイメージがこれだけに片寄るのはもったいない!
改めてキャラ説明
タニコウ世界の山羊土星、トドゴンは、個人経営の小さな玩具屋の店長。
ぼそっとツッコミを挟むスタイル。自分が暗い寒いつまらないことを気にしている。
彼はそれでも5室的な方向から「なぜか」「不本意に」「どうしても」離れられず執着してしまい、欲求不満に沈みながらも娯楽の世界を提供している。
惰性で、仕方なくだ、何が楽しいのか分からない、と本人は言い張るが……?
ちなみにドラゴンテイルも近くにある (山羊12) 。ヘッドは蟹座11室。みんなのためへとシフトしていく……?
タニコウ世界の山羊冥王星メプトは、同じ玩具屋の店員であり、トドゴンを慕う部下。
部下といっても力関係では拮抗していて、店長に負けず劣らずの仕事ぶりを見せる。
楽しいことに全力をこめるのが流儀らしいが、やる気が空回りしている模様。
得意な一発芸は「スフィンクス~♡」。あざらし顔でやるのがポイントらしい。
過激な叫び芸もよくやる。「遊びやないねんぞ!!!」
この台詞オチのために新メプトのキャラができあがったともいう。
トドゴンは、メプトの暴走を (身も蓋もないツッコミで) 止められる貴重な存在でもある。
いい意味での制限力。叩きつける現実。
そして、狭く身を固めがちなトドゴンに良くも悪くも勢いを与えてくれるのがメプト。
どうせ潜るなら底の底まで、そして潜るのをやめたいなら即Uターンってな!