手札疲労2022 ～胎魚国にも沈黙の春～

ご注意！

強めの虚無を含んだセンシティブ回です。さらに、半分は日記のような回でもあります。

なお、2022春に発生したこの荒廃は7月ごろから収束し、もう大丈夫。すでに落ち着いた小康状態にあります。（2022年7月14日時点）

スズハが人を信じなくなったり、キイクーが手札疲労で喋らなくなったり、ミイサが対応をしくじって自らも手札汚染を喰らい、キイクーの手札の炎症を悪化させてしまったりと、頼みの綱がことごとく断たれて荒廃しつつある胎魚国。

ミイサの手札汚染の件（今朝）は、テンナが代わりに応急措置をとって事なきを得た。
テンナは、ミイサらしくない不手際を怒ったが、ミイサは自身の手札汚染が止められなかったことに対してもはや無抵抗なほど諦めていた。

今朝のこと。
4月以降の深刻な手札疲労によって「支援者の役割」にブレーキがかかってしまったキイクー。
何かしらのヒントを探るため、過去に手札疲労を経験した先駆者、ミイサのもとを訪れる。

しかしキイクー、相談しに来たのに肝心なことを喋れない。
そんな彼女に向けてミイサは、こちらの代弁ではなくキイクー自身の言葉で聞かせてほしいと対話を促したのだけれど、それが今回の場合はうまくいかなかった。
スズハの手札も壊れている現状では、言葉でのやりとりが尚更失敗しやすいのだった。

ここ最近のキイクーは、受容と優しさの受け皿が壊れているようだった。
スズハがたびたび漏らす絶望や暴走を、キイクーひとりではとっくに抱えきれなくなっていた。それが何週間も続いている。

「あのキイクーが」突然泣き出したり、喋らなくなったり、出番が引っ込んだりすることが増えてきた。
暴走中のスズハ（←元凶）さえも慌てて心配するほどの異常事態。

もはや自己完結のテクニックが効かず、頼みの綱を外に求めるしかなくなっている。
しかし外部へ頼ることには、スズハの激しい不信や失敗経験が壁となる。
どれだけ親切な言葉にさえも敵意を嗅ぎとり、否定的に受けとる。

スズハの注いだ親切が潰れた数ヶ月前のように……

そして最近では、キイクーの上位互換としてミイサが動くことで、キイクーの回復をギリギリつないでいる感じ。
今日みたいにミイサも陥落しかけたときはテンナの出番。

昨日今日のキイクーは元気でした。スズハのそばについて冷静に見守ることができる。いつものキイクーでした。

7室の大使館は鎖国続きで私物化が進み、すっかり生活感あふれる部屋と化している
お客さん来たらその辺にグチャって仕舞うよ多分
それくらい荒れ果てている

そんな彼らが熱心に手入れしているものといえば、水星建築家が毎日出入りしている別荘予定地と、ASCちゃんの田園

自ホロの大使館はもともと廃れかけていたけど、今年の水星と金星が情緒面で燃え尽きてしまい、より壊滅的になっている
太陽は相変わらず消されたがるし、陽気だった金星は喋らなくなるし、壊れたまんまだ

月は森に隠された屋敷の中で、居ない子扱い（表向きには）の立場に甘んじつつも、太陽たちの無念を利用して叶わぬ野望を繰り返し実行している

荒んだ太陽たちがギリギリ生きてるの、月のおかげかもしれない

月が手放せなかった願望によって、他のやつらが存在を確保している
水星は別荘建設に集中できて、金星は「人薬」の可能性に賭け、太陽はASCの園芸を評価し、火星は仕入れ作業で退屈をしのぐ

数回放棄したはずの公開用アカウントにまた来てまた書き込む、それも月の残骸、習慣の力だったりしてな　終わりきれない執念ともいうけど

手札汚染と貴重な切り札

こんなときこそ頼もしい土星風味の天王星
ガードと突破の属性、両方もってる

あのミイサやキイクーでさえ駄目になる手札汚染、よっぽど深刻

「善性はどうした」と言うけども、ありったけの善良さを開国につぎこもうとして大損傷を起こしたスズハだったり、それを支えて共感疲労で折れてしまったキイクーだったりの先例が今春あったばかりで、要するに「善」の軸が修理中で余裕がないため、汚染がひどくなっている

5月16日の未完下書きがあった。（→太金日帰り散歩）
ちょっと危ういタイナと、それを察しつつのんきに気晴らしへ誘うキイクーが、峠の水源地を目指してお散歩する回。
この頃はまだキイクーが元気そう。ということは……本格的に手札疲労でダウンしたのは5月下旬かもしれない？

5月31日に手札疲労の悪化がミイサに飛び火する回があるので、それまでには発症している。
「4月以降……」という内容もうろ覚えすぎて違ったかな。
4月にヤバかったのはむしろスズハのほうだね。（→スズハの影）

キイクーが陥落した当日のことは残念なことに記録されていない。
いつもニコニコしてる子だったのに、急に泣き出したり、話せなくなったりした。