やさしい?おかしい?よりどりミイサ
2021年1月25日
【よりどり3成分】
おカタいミイサ / やさしいミイサ / おかしいミイサ
- 「すまない」って言う
- 落ち着いて淡々と喋る
- 感情出づらい (なにか崇高な熱意は滾っている)
- 「ごめんね」って言う
- 世の全てに優しい
- 非常識サイドにも慈悲を向ける
- ウフフ、アハハとよく笑う
- 狡猾で用意周到
- イタズラ好き
おカタい海13
「うむ。すまない」
やさしい海13
「うん。ごめんね」
おかしい海13
「そうかい! それがキミの、キミにとっての真実なんだね!!」
「もっと、もっと見せてよ」
かたいの基本で、時々やさしい、そして端々から漏れ出る逸脱行為、という割合で混ざっている。
テンナはミイサに散々おちょくられているので、「こいつは嘘つきだ。信用できないやつだ。全員気を付けろ」と言う。
テンナが泥酔している隙に体のあちこちを計測して、テンナの反社会性を懲らしめる専用の実験道具を作っていたこともあるらしい……
(正直どっちもどっちな二人)
一方タイナはちびっこ時代に、ミイサから読み書きや学問を教わった仲。
彼のことを「少し意地悪だけど親切で頼もしい先生だった」と振り返る。
あと、ゾッとするほど深い寛容さの持ち主、とも。
タイナが大きくなってからは、セラピー目的で何かとお世話になっている様子。
ミイサの気まぐれに振り回されても「元からこんな人ですから」と諦め混じりで認めている。
お互いの信頼と多少の遠慮によって、ほどほどの距離感を保つ関係。
これ、ミイサが相手の特性の鏡になってる説ないかな?
テンナが突きつけられるのは、ミイサの突飛さ・生意気さ・人道主義。タイナが惚れるのは受容性。
それならトニイせんせーは、勉学への努力と実直さをミイサに見いだして、彼に感心するのではないか?
相手や環境をカメレオンみたいに反映するとこ、鏡の巫女 (金19) の上位互換だ……
読心以外にも、上位の共通点があったんだ。
広い意味では、ある人にもともと「その特性であること」のこだわりがあって、「その特性」を人物評価のキーポイントにしがち、ってことかな。
例えば、優しい人でいなければと願うタイナは、誰かの優しい振る舞いに「いいな」と反応する。見習いたいな、とも。
素直じゃない対応で人と関わるテンナは、相手が返す反応にも裏があるはずだ、ほら見ろやっぱりなと察知して、磁石のように反発する。
つ、つまりテンナが嘘つきで信用できな、、、ってことになってしまう。
テンナはただ、権威に従いつつ背を向ける腹黒不真面目なだけだから!
だけだから、、、
それにしたってミイサのお仕置きが過激なのは弁明しようがないよ。
いたずらのレベルを超えて楽しんでるじゃんよ。
さすがにそれは鏡じゃなく、テンナがもらい事故。
あれだけヤイヤイ言ってるテンナ氏だけど、部分的にはミイサを頼っているところもある。例えば……
「ミイサと飲むと翌日調子がいい」とか、(→ 呑みテンナ)
「組織の思惑に埋もれるよりも、ミイサの自由な宗教観のほうが有意義に学べるだろう」とか、 (→ テンナとミイサと入信希望者くん)
「教団の定例会議が大雪で中止! 祝え祝え、パーっと飲むぞ!!」とか。
そして、教団がらみの失言でミイサに軽くたしなめられる。
言っても懲りないので、軽く。
まじめ寄りのテンナがミイサに警告し、ふまじめ寄りのテンナがミイサに甘える、というバランス。
ミイサが相手なら不条理に強い。規格外の言動を認めて (受け流して) もらえる。
「甘える」という単語はテンナに似合わないけど、「こんな態度をしてもコイツだったら大丈夫」みたいな形で、これも信頼の一種かなと。
あの変人に正気でつきあっていられる奴は少ないだろうし、なんて見くびりも込みで。
テンナが一方的にそう思っていても、ミイサとの角度がソフトに効く相手 (太17、ASC門番など) の場合だと、
むしろミイサは堅実・親切・正気の塊、と、肯定的に見られやすい。
「心地いい夢を共有している」……のだろうか。